【コンテンツ執筆】
中島 翔先生
証券アナリスト、ファイナンシャル・プランナー
あおぞら銀行にてMBS（Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務を担当後、三菱UFJモルガンスタンレー証券にて外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。現在は各種金融情報記事の連載やアドバイザー、金融セミナー講師など、精通する金融業界の幅広い専門知識を活かして多方面で活躍中。
NISAとは何かという点から、NISAの詳細、使い方やメリット等について、掘り下げて解説していきたいと思います。
今回は第一回ということで基礎中の基礎「NISAとは何か？」ということを解説します。
NISAは「小学非課税投資精度」と呼ばれています。
NISAの大元はイギリスとなっており、イギリスのISAというものをベースに日本版が作られました。
頭文字の「N」は「NIPPON」のNとなっています。
NISAの種類は「NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類があります。
NISAは2014年1月にスタートした制度です。
非課税投資額として年間120万円の枠が用意され、その範囲内で発生した譲渡益や分配金に対しては非課税というものであり、資産運用する側にとってはとても大事な枠と言えるでしょう。
注意点はNISA口座は一般口座とは別で開設する必要があり、一般口座との損益通算はできない点です。
損益通算とは一般講座で10万円の利益が発生し、NISA講座で10万円の損失が出たので合算すると損益は0になることから税金はいらないようにするというものですが、このケースの場合一般口座の10万円に対して税金が発生するようになります。
つみたてNISAは2018年1月からスタートした制度です。新規投資額が年間40万円までとなっており、20年間で最大800万円が限度額となっています。
つみたてNISAと一般のNISAは併用ができません。そのため最初にどちらのNISAを利用するかを選択する必要があります。
つみたてNISAは投資額は小さいものの、淡々と毎月購入していきたいという個人の方にはメリットがある商品なので、毎月投資したい金額からつみたてNISAの範囲内の金額でも十分ということであればつみたてNISAでもいいでしょう。
20歳未満専用のNISA口座であり、こちらも最大投資金額は年間で80万円と設定されています。
またジュニアNISAの場合は非課税投資期間が5年間と短い点もポイントです。
ジュニアNISAは18歳までは払い出しの制限があり、運用管理者も２親等以内の親族と限定されている店にも注意しましょう。
NISAの種類はこの3種類が用意されています。最大投資金額や投資期間等が異なるため自身がどのくらいの金額を運用していきたいのか明確にして無理のない範囲で資産運用をスタートしてみましょう。
金額としては最初小さく見えますが、積み重なると大きな金額になります。
また複利の効果で資産が大きく増えて行く可能性もありますのでNISA枠は使う方がいいでしょう。
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