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【テクニカル分析】チャート分析の基本|下落トレンドとは?

この記事を監修したのは
監修者情報
コンテンツ監修をした中島翔先生

【コンテンツ監修】
中島 翔先生

証券アナリスト、ファイナンシャル・プランナー
あおぞら銀行にてMBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務を担当後、三菱UFJモルガンスタンレー証券にて外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。現在は各種金融情報記事の連載やアドバイザー、金融セミナー講師など、精通する金融業界の幅広い専門知識を活かして多方面で活躍中。

初心者向けの投資解説サイトなどを見ていると、時々「下落トレンド」という言葉が度々現れます。下落トレンドとは、相場が下落している状態のことです。いつまでも下落し続けるわけではありませんが、上昇方向で取引を行いたいのであれば下落トレンドのタイミングで手を出さないほうが無難です。

下落トレンドとはいっても毎日下がり続けるわけではない

下落トレンドと聞くと、毎日ひたすら相場が下がっていくというイメージを持つかもしれませんが、そんなことはありません。下落トレンドの真っ只中でも、時々、相場が少し上がることがあります。つまり下落トレンドは上下動を繰り返しながらも、トレンドとして下落していることを指しています。相場が一直線に下がり続けているというわけではないことをまずは理解しておきましょう。

具体的な株価で下落トレンドを理解

下落トレンドとは「上下動を繰り返しながら、大きなトレンドで見ると下がっている状態」のことです。実際の数字で下落トレンドの例を示しましたので下記の表をご覧ください。

1月5日 高値/200円 安値/170円
1月10日 高値/150円 安値/120円
1月15日 高値/180円 安値/150円
1月20日 高値/130円 安値/100円

1月5日から1月20日にかけて、株価が上下に波打ちながら、高値と安値が少しずつ切り下がっています。この状態が中長期的に続いているとき、相場が下落トレンドにあると判断します。

下落トレンドに入ったと思われる株を、「いつかは上昇するのでは?」と期待して保有し続けていると、どんどん含み損をふくらませてしまう恐れがあります(もちろん上がることもありますが、この行動を「塩漬け」といい、負ける投資家の典型的な例です。)保有の株が下落トレンドに入った場合、傷が浅いうちに売却することを「損切り」といい、投資で利益を出し続けるための大事な行動の一つなので覚えておきましょう。

直近の高値を上回るとトレンドが上昇に転じる可能性あり

株価が上下しながら下落トレンドで推移しているとき、上がった日の高値が、直近で上がった日の高値を超えてくると、トレンドが転換しているサインかもしれません。

上の表で言えば、1月15日の高値が1月5日の高値を超えてきた場合、下落トレンドが上昇トレンドに変わる可能性があります。節目と呼ばれる水準(価格)を突破するとトレンドが転換することがあり投資でもこの「節目」を見分けて投資を行うことはとても重要です。

「投資しろうとでもたまる!しろたま」編集部の総まとめ

相場のチャートにおける下落トレンドについて、大事なポイントを2つまとめました。

相場が上がったり下がったりしながら中長期的に下落している状態

下落トレンドとは、株価が上下に波打ちながら中長期的には株価が下落している状態です。時々上昇を見せる瞬間があるので、以後の展開に期待してしまうことがありますが、一度下落トレンドが形成されると、そう簡単に上昇トレンドには転じません。

下落トレンドから上昇トレンドに変化したときが買いタイミング

株価で考えたときに、上昇した日の株価が、節目(レジスタンスライン)と思われる株価の高値を上抜いてきた場合、その高値がサポートラインとなり、以後の株価は上昇トレンドへと変わることがあります。このタイミングで買いを入れれば、長期的に株価が上がり続ける可能性があるでしょう。

なお下落トレンドと同様に、上昇トレンドも、そう簡単にトレンドが反転することはありません。よって、「確実にトレンドが上昇に転じた」という時期まで待ってから買いを入れても遅くない、と多くの専門家はコメントを出しています。1年間で「レンジ相場が7割、トレンドが出ている期間が3割」と言われておりトレンドが出ている時間は短いものの、トレンドがで始めると継続するケースが多いので、そのトレンドにしっかりと乗っていくような取引を行うことを心掛けるといいでしょう。

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