投資について勉強していると出てくる、「単利」と「複利」という言葉。字を見ればなんとなく意味が分かりそうですが、きちんとした意味はあやふやでは?ここでは、投資をするにあたってとても重要な知識である、単利と複利について分かりやすく説明します。
山口 京子さん
ファイナンシャルプランナー。
投資未経験の女性たちに向けた親身なマネーレッスンをはじめ、若年層や投資初心者でもわかりやすくタメになる、お金との付き合い方・投資・運用方法を提供している。
詳しいプロフィールはこちら>>
オフィシャルホームページはこちら>>
金利や利息は、定期預金などの説明を見ているとよく出てくる言葉ですが、どんなものかを正しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。単利と複利について知る前に、まず「金利」と「利息」の意味について知っておきましょう。
基本的に、お金を借りた側の人は、借りた金額にプラスしてお金を支払う必要があります。このプラスするお金が「利息」です。金利とは、この利息がいくらになるのかを計算するために必要なものとなっています。
例えば貯金で考えてみましょう。
金利1%なら、100万円に対して1万円の利息が貰えます。
なので、1ヶ月の金利が12%なら、100万円の元本に対して貰える利息は1万円となります。
利息とは、お金を貸した側が、貸した金額にプラスして受け取るお金のこと。似た言葉に「利子」というものがありますが、これはお金を借りる側が貸した側にプラスして支払うお金の呼び名です。先ほどの計算でいえば、1%の金利で100万円を1年間借りた場合、利息は1万円となります。金利が高く、貸している期間が長くなるほど、受け取る利息も高くなるということです。
「単利」と「複利」は、お金を運用するうえで押さえておかなくてはならない基本ワードです。簡単に言えば、単利と複利とは「利息を計算するための方法の種類」。それぞれに特徴があるため、違いを知っておきましょう。
単利とは、「最初に預けた金額」にのみ金利がつくタイプ。たとえば100万円を単利1%で預けた場合、1年間につく利子は1万円です。最初に預けた100万円はずっと変わらないため、2年後も3年後も1万円ずつ増えていきます。つまり、お金が増える量はずっと同じということ。
複利とは、「最初に預けたお金+利子」に金利が付くタイプ。つまり、お金を預けることで増えた分にも金利が付くということです。たとえば100万円を複利1%で預けた場合、1年間につく利子は1万円。ここまでは単利と同じですが、2年後の利子は最初に預けた「100万円+利子の1万円」に付くため、利子は10,100円となり、預けた合計金額は102万100円となります。
短期間で見るとそれほど大きな差がないように思えますが、複利は雪だるま式にお金が増えていくのが大きな特徴。お金を運用するときは、途中でおろさずにずっと持っておくのが基本なので、複利で運用するものを選んだ方がよいということです。
では、単利と複利の商品にはどんなものがあるのでしょうか。以下にまとめてみました。
誰もが知っている定期預金ですが、実は単利型と複利型があります。預ける金額・期間・金利といった条件が同じであれば、単利より複利のほうが利子の増え方は大きくなります。基本的に、複利が適用される定期預金は満期が3年以上のものが多めです。
国債とは、国にお金を貸すことで一定の利子を得られるという商品。いくつか種類がありますが、個人向け国債は単利型商品となっています。1年に2回利子を受け取れるのが特徴です。
投資信託で出た利益を、お金としてその都度受け取るタイプは単利型の運用と言えます。その都度お金を受け取らないタイプは、出た利益をさらに投資へと回すため、複利型の商品となります。
指定の口座から毎月一定額のお金が天引きされ、自動的に預金されるのが「積立預金」。こちらは複利型の商品となるため、金利の高い積立預金を選ぶとよいでしょう。
単利の定期預金でも、オプションに元利自動継続というものがあります。これは、一定期間の預け入れが終わった預金の金利を、預けた元の金額に組み込み、自動的に継続するというもの。このオプションをつけておけば、複利と同じくより多くの利子を受け取ることができます。
複利に関して覚えておいて欲しいものに、「72の法則」があります。これは、72を金利で割ると、資産を2倍にするために必要な年数を計算できるという法則。たとえば金利2%でお金を運用できた場合、2倍になるまでに必要なのは72÷2で約36年。5%で運用できれば、約14~15年でおよそ2倍の金額にできます。この法則を使うと、どれくらいの金利の商品を選んだらいいかがイメージしやすくなるため、覚えておくと便利ですよ。
この記事も読まれています。
投資ビギナーにはどっち?
SBI証券と楽天証券を徹底比較!>>
星の数ほどもあるネット証券会社の中でも、とくに人気が高い「SBI証券」と「楽天証券」の大手2社を、投資ビギナーさん目線でくわし~く比較!はじめて証券口座を開設するときに、ネット証券選びの参考にどうぞ♪
ド文系・投資初心者・30代女子が
ネット証券をはじめてみた!>>
「具体的な投資の始め方がわからない!」という方、必見。投資知識ゼロのド文系アラサー編集者・岡部エリーさんが、お金のプロである中島翔先生に教わりながら、投資の世界に一歩を踏み出す、投資体験レポート!
ここがわからん!
投資はじめて女子のための
資産運用“超”基礎知識>>
敷居が高い?難しい?大丈夫!投資はじめて女子のために、「これだけは押さえておきたい!」という資産運用の基礎知識をまとめました。コンテンツ監修はファイナンシャル・プランナーの山口京子さんです。
【SBI証券】■商号:株式会社SBI証券 金融商品取引業者■登録番号:関東財務局長(金商)第44号■加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 【楽天証券】■商号:楽天証券株式会社(金融商品取引業者)■登録番号:関東財務局長(金商)第195号■加入協会:日本証券業協会/ 一般社団法人金融先物取引業協会/ 一般社団法人第二種金融商品取引業協会/ 日本商品先物取引協会/ 一般社団法人日本投資顧問業協会 【松井証券】■商号:松井証券株式会社■登録番号:関東財務局長(金商)第164号■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人金融先物取引業協会 【マネックス証券】■商号:マネックス証券株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人 金融先物取引業協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会 【カブドットコム(auカブコム証券)】■商号:auカブコム証券株式会社■登録番号:関東財務局長(金商)第61号■加入協会:日本証券業協会/ 一般社団法人 金融先物取引業協会 【岡三オンライン証券】■商号:岡三オンライン証券株式会社■登録番号:関東財務局長(金商)第52号■加入協会:日本証券業協会/ 一般社団法人 金融先物取引業協会/ 一般社団法人 日本投資顧問業協会 【ライブスター証券】■商号:株式会社ライブスター証券■登録番号:関東財務局長(金商)第8号■加入協会:日本証券業協会 【DMM.com証券】■商号:株式会社DMM.com証券■登録番号:平成19年9月30日 第一種金融商品取引業/ 平成23年1月1日 商品先物取引業/ 平成29年6月27日 第二種金融商品取引業/ 関東財務局長(金商)第1629号■加入協会:日本証券業協会(協会員番号1105)/ 一般社団法人 金融先物取引業協会(協会員番号1145)/ 日本投資者保護基金/ 日本商品先物取引協会/ 一般社団法人 第ニ種金融商品取引業協会(協会員番号480) 【SMBC日興証券】■商号:SMBC日興証券株式会社■登録番号:関東財務局長(金商)第2251号■加入協会:日本証券業協会 /一般社団法人日本投資顧問業協会 /一般社団法人金融先物取引業協会 /一般社団法人第二種金融商品取引業協会 【SBIネオモバイル証券】■商号:株式会社SBIネオモバイル証券■登録番号:関東財務局長(金商)第3125号■加入協会:日本証券業協会 【ワンタップバイ(One Tap BUY)】■商号:株式会社One Tap BUY (ワンタップバイ)■登録番号:関東財務局長(金商)第2883号■加入協会:日本証券業協会 【ウェルスナビ(WealthNavi)】■商号:ウェルスナビ株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2884号/資金移動業者 関東財務局長 第00071号■加入協会:日本証券業協会/ 一般社団法人 日本投資顧問業協会/ 一般社団法人 日本資金決済業協会 【テオ(THEO)】■商号:株式会社お金のデザイン■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2796号■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人投資信託協会 【MSV LIFE】■商号:マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2882号■加入協会:一般社団法人 日本投資顧問業協会/ 一般社団法人 投資信託協会 【楽ラップ】■商号:楽天証券株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号/商品先物取引業者■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人金融先物取引業協会/日本商品先物取引協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 【フォリオ(FOLIO)】■商号:株式会社FOLIO■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 【LINE証券】■商号:LINE証券株式会社■登録番号:金融商品取引業者 LINE証券株式会社 関東財務局長(金商)第3144号■加入協会:日本証券業協会 【auのiDeCo】■商号:auアセットマネジメント株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3062号/確定拠出年金運営管理機関 登録番号792■加入協会:一般社団法人 投資信託協会 【トラノコ】■商号:TORANOTEC投信投資顧問株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第384号/商品投資顧問業 農経(2)第19号■加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 会員第011-00822号 【フロッギー】■商号:SMBC日興証券株式会社■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2251号■加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人金融先物取引業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会 【ストリーム】■商号:株式会社スマートプラス■登録番号:金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3031号■加入協会:日本証券業協会 【三菱UFJ銀行】■商号:株式会社 三菱UFJ銀行■登録番号:関東財務局長(登金)第5号■加入協会:日本証券業協会/一般社団法人 金融先物取引業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会 【ラインペイ】■商号:LINE Pay株式会社■登録番号&加入協会:前払式支払手段(第三者型)発行者(登録番号:関東財務局長第00669号 / 登録日:2014年10月1日) 資金移動業者(登録番号:関東財務局長第00036号,登録日:2014年10月1日)/ 一般社団法人日本資金決済業協会(https://www.s-kessai.jp/,入会日:2014年8月6日)/ 電子決済等代行業者(登録番号:関東財務局長(電代)第10号,登録日:2018年12月20日)/ クレジットカード番号等取扱契約締結事業者(登録番号:関東(ク)第80号,登録日:2019年4月1日)/ 一般社団法人日本クレジット協会(https://www.j-credit.or.jp/,入会日:2019年4月1日) 【ポイントタウン】■商号:GMOインターネット株式会社■登録番号:届出電気通信事業者 A-04-531■加入協会:財団法人インターネット協会(IAjapan)/Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN)/社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)/社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)/公益社団法人 企業メセナ協議会/警視庁 サイバー犯罪対策協議会/日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会(略称:日本シーサート協議会)/日本ブロックチェーン協会/ブロックチェーン推進協会